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幻の白鳥


ちびさんを連れて皇居東御苑へ。
ベビーカーを押し押し竹橋を渡るとき、ふっと視界の端を、白い、しっかりしたボリュームのある質量がよぎった。
視線は無意識のうちにお濠の水面へスライド。ぼんやりしていたせいか、そこにあったものに妙にくっきりばっちりピントが合う。

・・・そう、長い首・黄色いくちばし・くちばしのつけねの黒い部分・真っ白な羽毛のひとすじひとすじ・ふっくらした背中からおしりのラインに。
それはすーっと橋の下に消えていった。


「・・・は、白鳥?! 今、白鳥いたよ??」

相方氏「・・・いや、なんかの見間違いやろ。そんなんおったら毎年ニュースになってるはずやし」

「何と見間違えるっていうの??」

相方氏「いや、ボートとか、人間とかさ」

「そんなんじゃないよ! ほんとに羽根のふんわりしたところとか、はっきりこの眼に焼きついたんだってば」

相方氏「やー、ありえへんって。ね〜、ママおもしろいね〜(ちびさんに向かって)」

「ちょっと! 私は大まじめなんだってば〜」

相方氏「♪ラ〜ラララララ〜ララ〜ラ(チャイコフスキーの「白鳥の湖」を朗々と口ずさみ始める)」

「あああ〜もう、ぜんっぜん信じてないでしょ!」


移動中だったので、橋の反対側から私の見たものが出てくるのを待てなかったのがくやまれる・・・
帰り道にもお濠のあちこちをのぞきこんでみたけれど、どこまでも静かな緑色の水面と、ちょこっとカモ的な鳥が見かけられたのみ。 

ほんとうに、「白鳥の湖」のように、普段は人間の姿で、何かの条件がととのうと白鳥になったりする存在があるのかも・・・


傷心のまま家に帰って、画像検索してみたら・・・

・・・出てくるわ出てくるわ、白鳥さんたち!スワンスワンスワン

お濠に棲んでいる白鳥、1羽や2羽じゃないらしい。名前なんかもついているらしい。とってもメジャー。なんだ、しっかり地元に定着している存在なんじゃないの。

幻じゃなかった、あの白鳥。
勝ち誇って相方氏に披露し、大いに溜飲を下げた。

・・・でも、何故だかちょっぴりさみしいような気がするのはなんでだろう。
くやしさと絡まり合って胸にわだかまっていた謎のかたまり、それが抜けたあとがぽっかり空いてしまっている。


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