<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>


スポンサーサイト


一定期間更新がないため広告を表示しています

** | - | - | -|


彼が泣ける日


相方氏が同僚から、

「映画で泣いたことがないから、なにか泣けるおすすめはないか」

と相談をうけたらしい。

「なにか思いつかへん?」と訊かれる。


私の涙腺はひどく緩い。浅いのも深いのも、あざといのも何の意図がないのも、どんどん拾ってはバルブを開ける。哀しみも喜びも怒りも、全部ここに繋がる。日々のニュースでも、よく泣いている。

なので、まず「泣ける」という視点で映画を選んだことがない。涙の種類もいろいろだし、涙腺は個人の感覚のバックグラウンドに直結しているものだと思うので
(私は「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」の、狼煙が呼応していくところでぼろぼろ泣いたのだけれど、まああまり一般的なツボではないだろう)
ちょっと悩んだのだけど、
とりあえず
「ライフ・イズ・ビューティフル」
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を挙げておいた。

「ライフ・イズ・ビューティフル」・・・ いまだに私は、日常生活で「principessa」という単語に出逢うたびに涙がでてしまう。それくらい衝撃だった。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で泣けるかどうかは、個人差が激しいかな・・・。私にとっては、うねるような音楽の力に圧倒されて、涙を流しながらも身体の裡がひたひたと充たされていくような心地よさを味わえた映画。
全編とおして、ミュージカル、とくに「Sound of Music」へのオマージュが感じられるのだけど、最後の名曲「New World」の孕む、「My Favorite Things」と「Climb Ev'ry Mountain」のエッセンスがもう・・・(/ _ ; )
新しい世界への旅立ちを、こんなふうにあざやかに、真っ暗ななかに眩しく描くなんて。


次の日、

「(「ライフ・・・」と「ダンサー・・・」の件)伝えといたわ。
そういえばそいつ、過去に1本だけ泣けた映画があったって言ってたんやけど・・・」

と相方氏。

何かと問えば、

「んー、あのなあ、それが・・・

「ファインディング・ニモ」

らしいねん」

・・・え。
ニモで、いいの? (私も好きな作品だけど、でも)
って言い方は語弊を招くか・・・
だけど、それだったら、まだまだいくらでも"泣ける"のはあるような。
・・・いや、ニモの何が彼の琴線に触れたのか、それは彼にしか(ひょっとしたら彼にも)判らないはずだから、ますます難しくなったかも。

映画は、実は非常に個人的な体験。
涙は、自分の大切なものを知るための鍵。

彼が泣ける日は、くるのでしょうか。


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


さよならは言わない


TVドラマはほとんど観ないのだけれど、今日完結した「トライアングル」は、役者さんたちの演技合戦と観る側の推理合戦がおもしろく、そして小田和正さんの曲が切なくてすてきだったので、毎週たのしみにしていた。

解決編は、ちょっぴり拍子抜け・・・ 一度は推理した犯人&動機だったけれど、あまりにもシンプルすぎるかなと思って棄てていたセンだった。
伏線だと思って拾いまくっていたものが、ほとんど、映像ならではの上手な煽りだったなんて。
すっかりやられたなーという感じ。
これが映像作品の魅力、というか魔力、なのだろう。
原作はこれから読んでみようと思っているのだけど、謎解きよりも登場人物の心情にスポットをあてたものなんじゃないかなと、台詞の端々に匂うものから想像している。


ちなみに私は、

・25年前の事件は転落事故で、黒木jr.の過失(パパがかばっている)
・郷田は兄がなりかわっている

なーんて推理していたのでした。


(丸さんの名前が搭乗者名簿にあったときには、

(それは・・・某有名デザイナーさんでしたってオチじゃないよね?)

とドキドキしてしまったし。なんという空回り!)


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


ラスカルからガンダムへ、受け継がれしもの。


朝、時間があるときに楽しみに観ていた「あらいぐまラスカル」。
ついに今日、最終回をむかえた。

"世界名作劇場系の作品を殆ど観たことがないので、いい機会かも・・・作画に宮崎さん、絵コンテに富野さんが関わっているのも凄いし。ラスカルは問答無用の可愛さだし。"

・・・ある日チャンネルを回していたら放映を見つけ、上記のようなぼんやりした動機でときどき観るように。すでに物語は1/3くらい進んでいたし、かの有名な"角砂糖融かし"の回も終わっていた。
しかし、カールの結婚式の回に俄然心を鷲掴みにされ、以降は毎日最初の歌から終わりの歌まできっちり集中して観るように。

なにに心を奪われたのかというと、スターリングである。
番組紹介などでは必ず、"動物好きな、心優しい男の子"との紹介があるのだけれど、この子・・・ 凄い。
以下、ほんの一部ながら、心に残る名言たちを。

「よりによって指輪を失くすなんて、カールもどうかしてるよ」
(結婚式の日に人助けをしたため結婚指輪を失くしてしまい、落ち込むカールへのとどめのひとこと。その後も、居間の椅子にぐったりと腰をおとすカールを、後ろ手で見下ろす。)

(この後ろ手スタイルは頻繁に登場するスターリングお得意のスタイル。子供のするポージングじゃあない。)

「今度動いたらただじゃおかないからな」
(ラスカルをモデルにして油絵を描いていた時のこと。動物相手にマジ切れ。)

「いい子にしていないと、お前も剥製にされちゃうぞ、ラスカル」
(叔父さんの家にラスカルと共におじゃましたとき、アライグマの剥製を目の前にしてひくかと思いきや、まさかの躾の素材に。)

「僕だからこの程度ですんだんだ、君たちだったら骨折してるさ」
(アリスとオスカーにいいとこ見せたくて暴れ馬に乗り、案の定振り落とされてのひとこと。)

「違う、これはラスカルだ!」
(ラスカルを頭に乗せてスケートをしていたところを、いじめっ子スラミーに、「その頭の上のボールを貸してくれよ〜」とからかわれたとき。スラミーもびっくりのマジレス。別に見間違えているわけじゃないって・・・。この後も、「なあ、その尻尾の生えてるめずらしいボール貸せよ〜」「これはラスカルだって言ってるだろ!」と続く・・・。)

「もし姉さんの名前を書いたら?」
(遠くへ行く姉さんを見送りに。別れ際に「なにかほしいものがあったら手紙に書くのよ」と言われてのひとこと。なんか子供っぽくないよ・・・!)

「僕はここに置かせてもらうべきだと思うんだ」
(居候させてもらっている叔父さんの家で、居候の身で発言。)

「へ〜え、たいしたものだな」
(自分を元気づけるためにオスカーとアリスがつくってくれた雪の家に足を踏み入れて。
エラい人の現場視察か。)


・・・と、万事が"上から目線"。はやくにお母さんを亡くしてしまったことで、大人にならざるをえなかった部分もあるのだろう。でも、しかたなくそうなってしまった、というより、「僕は君らとは違うんだ」という哀しい選民意識がこうさせているような・・・。そして、お金持ちの家の子だからというのもあるのかも。
もちろん、子供らしくまっすぐで可愛いところもあるのだけれど、私のなかではすっかり、
副題「(愛すべき)スターリング増長物語」になってしまった。

・・・結論。
この後、スターリング・ノースの遺伝子はアムロ・レイに引き継がれていったに違いない。

そして、最終回、これまでの、(微妙なのもまっすぐなのも含め)成長の集大成であり、初めて本当の大人らしく毒気が抜けた一言「皆さんもお元気で」で、残してゆくすべてに別れを告げるスターリング。汽車が鉄橋にさしかかったら、森にいるラスカルが見えたりするのだろうな・・・と予想していたのだけれど、そこまで甘い仕立てではなかった。
私だけ、置いていかれてしまったような気分。

(バンダイの公式サイトでは、スターリングは主人公ではなくて、"ラスカルのなかま"扱い☆)


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


(0w0)中毒。


ずっと気になっていた"オンドゥル"。あちこちで見かけるたびにおかしくって、もう大好きで、ほんとに今更ながらナマで観て(聴いて)みることに。

で、借りてきました、「仮面ライダー剣」
うわっ、ほんとうに(0w0)で(0M0)で(0H0)だ! すばらしいなあ、この顔文字は・・・

・・・そして噂の超絶台詞回しは・・・
もう、初っぱなから全開。想像をはるかに超えたアヴァンギャルドっぷりに目も耳も離せない!
すべてが始まった、あの言葉なんて、もう・・・!

「わざわざ借りてきてまで観るなんて・・・」
と呆れ顔だった相方氏も、あの場面にさしかかると、
「!!・・・ちょっと待て、もう一回だもう一回!!!」
と巻き戻して、爆笑していた。
おまけに、気合いとともに空突きを繰り出し、
「・・・おい、"えい!"より"うぇい!"のほうが確かに力が入るぞ!」
と実験結果を報告してくる始末。よっぽどはまってるじゃん・・・。

これはまさしく新しい言語のかたち(アート)。
中毒性と伝染性を兼ね備えた、それはもう武器のような。
さらに恐ろしいことに、私の親しい先輩が出演していることまで判明・・・

もうオンドゥルから逃れられない・・・。


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


現場で待っていたもの。




とある自主制作映画にお手伝いがてら出演させていただくことに。

「おはようございまーす」

と入った現場には、(ほんとうにたまたまだったようなのだけど)大学時代の先輩や同期が勢揃い。
現場が地下だったこともあって(大学時代、お芝居の稽古を地下の練習場でやっていたので・・)とても懐かしい空気。

私の役は、喫茶店のカップル客の女性役。
それにしても、憧れの存在だったあの人やこの人と同じ画面におさまることができるなんて・・・
小道具のアイスコーヒーをストローでからからとかき回しながら、感慨にふけってしまいました。

1時間から2時間強通してやる舞台での演技と、細切れに、時には数パターン並行して撮っていくカメラの前での演技。
長距離走と、走り高跳びの違いといってもよいかも。
それぞれの厳しさ、難しさ、そしておもしろさがある。勉強になりました!
(皆さま、ありがとうございました☆)

(写真は、「カット!」のたびにつぶしてしまうので山盛りになってしまった先輩の灰皿。)


** | Movies | comments(2) | trackbacks(0)|


光と風のアニメ。




「ハチクロ」のアニメがスタート!
凪さんの、あのホラーカフェのメニューが踊り狂うオープニングアニメーションは、素敵だけれどちょっと怖すぎる・・・。ハチクロ世界の、本来なら決して浮上してくることのない澱の部分(濃くて旨みもある)が、きわめてポップに(そこがまた怖い)に、テンションだけは本編と同レベルで展開されている。カッコいい・・・でも怖いよー。
(ちなみに私、ホラーカフェの作品に触れて以来、ポークビッツが食べられない・・肌の色に近い腸詰系とケチャップの組み合わせも、かなりダメ。)

本編は、光と風がきらきらとあふれる、透明感いっぱいの画面がすばらしい。観ているだけで眼から全身まで浄化されるここち。
はぐちゃんときたらまるで妖精。奇跡のような質感と淡い光に包まれている。

とっても原作に忠実につくられている脚本。(手書き文字ツッコミまでも)
作品を愛するスタッフが集まっている感じがすてき☆
ストーリーはといえば、完全に恋愛が軸になっている。原作の、表現することと生きること・過去と未来のあいだで彷徨う魂たちの微妙な色合いの感じは、さすがに回数の決まっているTVアニメではつくりこみきれないのかな。

あの世界は(あの漫画は、ではなくて)、むしろ映画向きなのかもしれないなー・・・。


** | Movies | comments(2) | trackbacks(0)|


傍若無人なたらこたち。




大好きなたらこスパのCM、第二弾。(第一弾についてはこちら)

女の子からも、キユーピーたちの動きからも、いわゆる毒気はだいぶ抜けているんだけれど・・・
そのぶん、ぐっと厚かましくなっている。テーブル全体に拡がり、アタマの上で回転、さらには麺の上を浮遊して食べ手を挑発。

「おまえたちなんか、一粒残らず喰ってやる!!」

てな気分を誘うのが、作戦なのかしら。


最後にちょこっと登場する芥子明太子キユーピーたちが鳴らすドラムの音も不思議な暗さがあって素敵です。


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


一億総アメリ。




とんがりコーン(うすしお味)でアメリごっこ。

食べ物を一度身体に装着してから食べるのって、なんでこんなにおもしろくておいしいんだろう。小さい頃、「なげわ」や「ポテコ」もよく指にはめたなあ・・・。その欲望をじょうずに充たしてくれる「ジュエルリング」っていうキャンディもあった。

アメリの好きなことって、日本文化に通じるものが多い気がする。
水切りといい、豆袋に手をつっこむのといい。(これは日本だと、お米のなかに手を入れるかんじかな)
クレームブリュレのお砂糖を割るのは・・・ さしずめ、プッチンプリンをプッチンするところかも。


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|


身長21cm、体重450gの大行進。




キユーピーの、パスタ用のたらこソースのCMがこわかわいくて大好き。TVで流れるたびに、あの女の子とおんなじ表情になってぽかーんと眺めてしまう。(いちばんこわいのはあの子のちょっとグロッキーな目元なんだけど)
♪たーらこー、たーらこー、つーぶつーぶ、たーらこー・・・ 
・・・聴いているといつも、なぜだかロシアの民族衣装やシベリア鉄道のイメージがアタマに浮かぶ。あの弾みつつも物憂げな曲調(つーぶつーぶ、の直後のタメの休符がまた憂いのイメージを加速させる渋さ)やあの子の肌の白さのせいかなと思っていたんだけど、よく考えたらキユーピーたちがマトリョーシカじみているからなのかも。
全部で84体いるそうです。ああ、夢に見そう。いや、むしろ見たい。

*公式サイトでCM全編を観ることができます→キユーピーチャンネル


** | Movies | comments(2) | trackbacks(0)|


果てしなく続く青い沙漠。



「ディープ・ブルー」を観てきました。

極端なほどに少ないナレーション、それを補ってあまりある雄弁な音楽、そして気が遠くなるほどに深い、生命のものがたりが展開されていました。

個で見ても群で見ても、謎とおもしろさと命の荘厳さにあふれている、海の生きものたちの暮らし。
くそまじめな顔で群れをなし、水面を蹴って飛ぶアホウドリたち。
干潮のあいだに大急ぎで泥のボールを無数にこしらえるコメツキガニの大群。
アシカの子供をなぶりものにするシャチ。シャチはクジラの子供も集団で計画的に罠にはめて捕らえていた。
鰯の大群に捕食者達がつっこんでゆくシーンは、音楽とあいまってまるでダンスのよう。
他にも、信じ難い美しさの海月や深海生物、息を呑むスケールの生命体など・・・
・・・とにかく、美しさや大きさや激しさなど、すべての単位が破格でした。
スクリーンで観られて、ほんとうに良かった!


** | Movies | comments(0) | trackbacks(0)|